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【子どもの発達の悩み】モンテッソーリ教育でサポートできることは?

教育・子育て

「同じくらいの年齢の子と比べて、うちの子はあまり上手に遊べない…」

「あの子はあんなにおしゃべりが上手なのに、うちの子はあまりしゃべらない…」

というように、我が子の発達について悩んでいるお母さん・お父さんが多いと思います。

身体的、情緒的、知的、社会性など、さまざまな発達がありますが、ここでいう発達とは具体的にどういう発達のことなのでしょうか?

今回は、子どもの発達とは何のこと?家庭で取り入れられるモンテッソーリ教育についてお話ししていきます。

子どもの発達とは?どうやって育まれるの?

ここからお話する「子どもの発達」とは、0歳から小学校に入学する前までの乳幼児期の子どもと、小学1・2年生の小学校低学年の子どもの発達のことです。

文部科学省の「子どもの発達段階ごとの特徴と重視すべき課題」という資料に基づいて解説していきます。

■0~1歳 情緒的な発達

0歳の赤ちゃんは、特に目と耳、鼻などの感覚が鋭く、泣いたり、笑ったりして表情の変化や、からだの動き、「あーうー」といった、言葉にならない段階の喃語(なんご)で、自分の欲求を表現します。

また、お母さんやお父さんなどの決まった大人との長い関わりによって、自分が愛されることや、大切にされることで、情緒的な発達が育まれていきます。

■1~6歳 認識力や社会性の発達

この頃の子どもの発達では、身近な人や物、自然などの環境とのかかわりを深めていき、興味や関心の対象を広げていくことで、認識力を育みます。

また、子ども同士で遊ぶことで、自分とは違う「おともだち」の存在や気持ちに気づくことができるようになってくるので、さまざまな経験を通じて、道徳性や社会性が育まれていきます。

■小学校低学年 子どもの言語能力や認識力の発達

小学校1・2年生の低学年になると、「大人が“いけない”と言うことをしてはならない」というように、大人の言うことを守るなかで、良いことや悪いことについての理解と判断ができるようになってきます。

モンテッソーリ教育で子どもの発達をサポートする2つの方法

ここまでの子どもの発達について、具体的に年齢ごとの発達段階について解説してきましたが、より子どもの発達をサポートできるように、家庭でできる方法があります。

医師であり教育家であったマリア・モンテッソーリが考案した教育法「モンテッソーリ教育」では、「自分自身に自分を育てる力が備わっている」という自己教育力が教育の前提です。

子ども自身が自分の可能性を引き出すために、ご家庭でモンテッソーリ教育を取り入れる方法が2つあります。

1.環境を整える

モンテッソーリ教育では、適切な環境づくりは子どもの成長を最もサポートできるものとして、とても重要な位置を占めています。

モンテッソーリ教育の環境づくりでは、「物的環境」「人的環境」のことです。

子どもにとって興味が持てるもの、また子どもが使いやすいサイズ、教具の素材が本物であることなどを定めています。

自然にあるままの環境でも子どもの発達を育むことができますが、子どもが興味のあるもの、本物の素材などを取り入れることで、より整った環境にすることができます。

2.たくさん褒める

ここで言うたくさん褒めるとは、むやみやたらに褒めることではなく、子どもを褒めることで子どもの可能性を引き出すことです。

  • できた結果よりも、できるようになった努力・姿勢・やり方をほめる
  • 何が良くできていたのか、具体的に褒める
  • 子ども自身がどう感じたのか、どう思ったのかを親が質問する

「すごいね」というような、具体的な理由がわからない褒め方を避けて、どこがすごかったのか、具体的に褒めるようにしましょう。

具体的に褒めることで、子どもは自分の可能性に自信を持つことができるようになります。

まとめ

子どもの発達については、悩むお母さん・お父さんが多いと思います。

お子さんの発達は家庭や自然など、ありのままの環境でも育むことができますが、より整った環境・褒め方次第で、より子どもの発達をサポートすることができます。

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