うちの子は乱暴?ものを投げる子との関わり方と声かけ

「ものを投げる子は乱暴な子」というイメージがある方が多いと思います。

自分の子どもがおもちゃや食器を投げると、「こら!」「ダメ!」というように叱る方が多いですが、ものを投げるのには子どもなりの理由が隠されています。

その理由を理解した上で、大人は子どもに関わり方や言葉がけを考えていくことで、自然と子どもはものを投げなくなっていきます。

今回は、なぜものを投げるのか?子どもがものを投げたときの関わり方と声かけについて解説していきます。

なぜものを投げるの?

子どもがものを投げるとき、そこには言葉にできない理由が隠されていることが多くあります。

ここからは、3つの理由からなぜ子どもがものを投げるのかについて解説していきます。

1.まだ言葉で自分の気持ちを表現できないから

2歳前後の子どもは、まだ自分の気持ちを上手に言葉で表現することができません。

話すことができても一単語や二単語ですが、2歳前後の子どもには喜怒哀楽の感情は育まれています。

例えば、以下のようなことがあったときに、上手に自分の感情を表現できずにものを投げてしまうことがあります。

  • 他の子におもちゃを取られてしまった
  • やりたいことがあるのにやらせてもらえなかった
  • 自分ひとりでやりたかった など

とくに、子どもが悲しみや怒りを表現できないときに、ものを投げて表現していることがあります。

2.高く飛ぶ・落ちるときの音が楽しいから

特別な理由がなく、投げたものが高く飛んだことや、高く飛んだものが落ちて大きな音が鳴ったことが楽しくてものを投げるケースもあります。

マイブームのようなものなので、気づけばものを投げなくなることも。

3.大人が反応してくれるから

子どもがものを投げると、大人がつい「こら!」「ダメよ!」と叱りますが、このように大人が反応してくれるからものを投げているケースもあります。

子どもが自分にかまってほしい、見てほしいというときに、ものを投げることが多いですが、なかには「援助要請行動」であることもあります。

援助要請行動とは、子どもが直面するさまざまな困難に対して、子どもが大人に「助けて欲しい」と求める行動のことです。

援助要請行動は発達面で非常に重要になる行動のひとつで、2歳前後ではものを投げることで何らかの助けを大人に求めていることがあります。

【参照】保育場面における幼児の援助要請行動 https://www.jstage.jst.go.jp/article/jscr/9/0/9_k09003/_pdf/-char/ja

子どもがものを投げたときの関わり方と声かけの方法

ものを投げることに理由があるならば許してあげようかな?と思う方が多いかもしれませんが、なんでもかんでも許していいわけではありません。

いけないことと知っていてわざと子どもがものを投げたときは、ちゃんと叱らなければなりません。

例えば、おもちゃを投げた際は、「ダメでしょ!」ではなく「どうやって遊ぶのかな?」と、子ども自身に使い方をゆだねてみましょう。

大人が楽しそうにおもちゃで遊ぶ様子を子どもに見せてあげることで、真似をしたくなってものを投げなくなることも多くあります。

しかし、子どもにとってSOSの意味でものを投げていることもありますので、その場合は注意が必要です。

まとめ

「ものを投げる子は乱暴だ」というイメージがありますが、ものを投げる子にはその子なりの理由があります。

大人が「どうしてこの子はものを投げるんだろう?」と考えて、その理由を見つけることが大切です。

そして、子どもがものを投げたら、本来の使い方を実際にレクチャーしてみるなどサポートしてあげましょう。

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