呼び方はどっち?お母さんとママの割合とは

ベネッセが2024年3月に公開した記事によると、「パパ・ママ」予備が全体の半数を占め、「お父さん・お母さん」呼びが30%程度でした。
パパ・ママという呼び方は、上手にお話ができない1〜2歳の子どもも呼びやすく、早くから親のことをパパ・ママと呼ぶことができるというメリットがあります。
しかし実際に子どもたちは、成長して思春期を迎えた後もパパ・ママと呼んでくれるのでしょうか?
今回は、パパ・ママ呼びのメリットとデメリットについて解説していきます。
パパ・ママ呼びのメリット・デメリットは?お母さんが人気の理由

2022年5月に投稿されたカクヤスの記事では、「普段、あなたは面と向かうとき母親のことをどう呼んでいますか?」という質問対して、約半数近い44.5%が〝お母さん〟と回答しています。
同調査では「物心がついてから母親に対する呼び方は変わった?」とも調査していて、パパ・ママ呼びのメリットとデメリットが見えてきます。
そこでここからは、パパ・ママ呼びのメリットとデメリットの他に、昔ながらのお母さん・お父さんが人気の理由を紹介していきます。
パパ・ママ呼びは子どもっぽい…
大きな理由が「パパ・ママ呼びは子どもっぽいから変えた」というものです。
やはり小さな子が、パパ・ママと呼んでいるのをよく見かけるので、小学生になり思春期を迎えると親の呼び方を変えるという方も多く居ました。
友だちに「あなたまだパパ・ママって呼んでるの?」と冷やかされたのをきっかけに変わるケースもあるようです。
パパ・ママ、お母さん・お父さんに代わり、地方での呼び方「オカン・オトン(大阪府)」や、「アンマー・スー(沖縄県)」なども人気で、親子の信頼関係に応じて呼び方バリエーションが豊富ということがわかります。
呼び名を使い分ける例も
家ではパパ・ママ呼びだけど、外では違う呼び方で両親のことを呼んでいる子どもも居ます。
ご両親の下のお名前で呼ぶ子や、チチ・ハハ、おとうちゃん・おかあさんなどさまざま。
家ではパパ・ママ、外では違う呼び方というのは、親子の信頼関係から見える〝子どもの甘え〟にも感じます。
子どもが親の呼び方を成長に応じて変えることは、親にとって少し寂しいように
感じてしまいますが、子のひとつの成長や親子の信頼関係の表れということがわかりますね。
親の呼び方を変えるのは子どもの成長過程のひとつ

子どもが親を呼ぶときの呼称について、大切なのは正しい呼び方ではなく、どれくらい親子で信頼関係を築けているかです。
相手の呼び方とはすなわち信頼のバロメーターでもあるので、否定せずに親は受け入れることも大切です。
しかしお母さんやお父さんからしても、我が子には「こう呼んで欲しい」という希望があるかと思います。
親のことを今後どう呼ぶのか話し合い、子どもが抱えるさまざまな事情を大人は把握してあげることが大切です。
まとめ
「パパ・ママ呼びは小さい子が呼ぶイメージ」
そう感じている方も多く、思春期にさしかかったタイミングで親の呼び方を変える方が多いようです。
両親の呼び名をシーン毎に変えている器用な子も居て、親は子どものこうしたひとつの生長を受け入れることが大切です。