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ポイントはたった1つ!子どもの自立心を育むおもちゃ【松浦先生に聞いてみました!Vol.2】

手を使って数字のおもちゃを並べています。
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「自立した子どもになってほしい。」

子どもが成長していく中で、自立心を育んでほしいと願うことは、子育てをしているすべてのママに共通する思いだと思います。

我が子が3歳くらいのころ、たとえば、幼稚園に行くための準備として、

「トイレに行けるように」

「自分でお着替えができるように」

「きちんと座ってごはんを食べられるように」

などなど、とにかく自分で気づいてできるようになってほしい!と願いばかりが膨らんでいました。

でも実際、赤ちゃん~幼児期ってどんなサポートをすれば自立心が育まれるの?とふと疑問に思ってしまうもの。

“自立心って、どうしたら芽生えるの?”

いろんなおもちゃで遊んで、保育園や幼稚園でお友だちや先生、周りの大人と関わっていくうちに、自立心て育まれるものなのかな…なんて思いますよね。

それも正解だと思います。子どもの吸収力は無限大、たくさんの経験からその子のスピードで必ず成長します。

そんな生活の中でちょっとした「ポイント」を知っておくと、子どもの自立心を大きく育てることができます。

今回は「子どもの自立心を育むために、知っておきたいポイントをご紹介します。

子どもの自立心を育むおもちゃの選び方

木で作られたきりんのおもちゃで遊んでいます。

そのポイントを教えてくださったのは、松浦学園子どもの家の園長 松浦先生。

モンテッソーリ教育の原点はまさに「自立した子どもを育てること」。

松浦先生から、おもちゃで遊ぶとき、またおもちゃを選ぶときに、どんなことに気を付ければ良いのか、お話をお伺いすることができました。

年齢別のおもちゃや知育玩具など、子どもの成長をサポートしてくれるおもちゃってたくさんありますが、たった1つのポイントに注目しておもちゃを取り入れると、子どもの自立心は大きく育っていくそうです。

先生にお伺いしたお話は、子育てしているママやパパ、誰でも取り入れられるポイントですので、是非参考にしてみてはいかがでしょうか♪

そのおもちゃって、子どもが実際に手を使って関わることができますか?

乳幼児期の発達の方向性は自立です。自立とは自分で様々なことができるようになったり、わかるようになったりすることです。

自分でできるようになるためには、受身で刺激を受容するのではなく、自分から関わることが必要となります。つまり、「見たり、聞いたり」だけではなく、実際に手を使うことが重要となります。

この30年の間に大人を取り巻く道具は電化され、とても便利になりました。反面子どもは食器を洗ったり、雑巾を絞ったり、缶切りを使ったり、ほうきで掃いたりする機会が生活の中から消失することによって不器用になりました。

自分の体の部分が思い通りに動かないことは子どもの自立度を脆弱にします。

手を使う遊びが育む自立心

キッズ用のキッチンで遊んでいる女の子。

先生のお話によると、乳幼児期は、自立心を育むことのできる大切な時期。

自分でさまざまなことができるようになる自立心は、自信や意欲を育むことにつながります。

「できた!」「やりたい!」などの気持ちを持てることは、将来に向けた自己肯定感の土台となります。

そんな大切な自立心を大きく育むためには、受け身ではなく積極的に関わることが必要だそうです。

つまり、「見たり、聞いたり」するだけではなく、実際に手を使って自分自身で創造的に遊ぶ機会を増やすこと。

子育ての中で簡単に取り入れられる注目のポイントとは、「手を使う遊びを取り入れること」でした。

“おもちゃ選びで考えるべきポイント”

そう考えると、子どもが遊ぶおもちゃを選ぶとき、ちょっと考え方が変わりませんか?

ただ見てるだけ、聞いているだけ、のおもちゃよりも、自分の手で動かして反応を楽しめるおもちゃを選ぶ。たったそれだけでも、子どもの心をぐんと大きく成長させるサポートアイテムになるんです。

日常生活での自立心を育む活動

掃除をするためにバケツの中から雑巾を出して絞っているところ。

おもちゃに限らず日常生活の中でママと一緒にお片付けやお掃除を1つやってみたり、簡単な家事を1つお任せしてみるのも、「できた!」「やりたい!」を叶えることができますよ。

我が家の息子たちが3歳くらいのころは、「新聞を取ってきてパパに渡す」「カーテンを閉める」といった担当をしてもらっていました。

「やりたくない!」という日も多々ありましたが、やってくれた時には「嬉しいな」「助かった、ありがとう!」という声かけをしていました。

あまり期待せず気楽に考えるのもコツかもしれません♪

松浦先生オススメ!子どもの自立心を育むおもちゃ

木で作られたお掃除用セット

 メリッサ&ダグ
MD8600 お掃除セット

◆商品説明◆

日常の生活で使う掃除道具の練習になります。 ちりとり、ブラシ、モップ、ほうきを使って動き方、使い方を学びます。

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【松浦先生より】
「これっておもちゃ?」と思われるかもしれません。幼児期の子どもは「模倣期」、まねるのが大好きです。子どもサイズだから「できた!」につながります。大人と同じことができるのは子どもにとって大きな自信につながります。

まとめ

子どもの自立心を育てるためには、受け身の態度ではなく、積極的に関わることが大切です。

特に、”見る”や”聞く”だけでなく、実際に手を使って創造的に遊ぶ機会を増やすことが、自立心を育む重要なポイントとなります。

おもちゃを選ぶ際も、子どもが自分の手で動かし、反応を楽しむことができるものを選ぶことをオススメします。

自分の手を使って関わることのできるおもちゃや日常生活を通して、子どもが「できた!」「やりたい!」という気持ちを持つ機会を増やし、自己肯定感を育む土台となります。(執筆:モーカルスタッフ)

松浦先生のご紹介

松浦学園子どもの家 園長 日本モンテッソーリ教育綜合研究所教師養成センター長

松浦学園子どもの家 園長 日本モンテッソーリ教育綜合研究所教師養成センター長

松浦 公紀 先生
松浦学園 モンテッソーリ 子どもの家 (matsuura-monte.com)

【プロフィール】
1957年 静岡県静岡市生まれ
アメリカ合衆国ニュージャージー州コロンビア高等学校卒
中央大学法学部卒

▪ 日本モンテッソーリ教育綜合研究所教師養成センターでモンテッソーリ教師としての資格取得
▪ アメリカ合衆国テキサス州サウスウエスタンモンテッソーリトレーニングセンター小学校課程卒、モンテッソーリ小学校教師資格取得
▪ 静岡市において「松浦学園子どもの家」を主催
▪ 神山認定こども園名誉園長
▪ ちゃいるどはうす森のほいくえん名誉園長
▪ ちゃいるどはうす中吉田名誉園長
▪ 横浜こもれび福祉の会理事
▪ 日本モンテッソーリ教育綜合研究所教師養成センター長
▪ 国内外のモンテッソーリ教育研究会講師
▪ 常葉大学短期大学部保育科非常勤講師

【著書】

・幼児のちから
・モンテッソーリ教育が見守る子どもの学び
・0歳~3歳のちから
・何が変わった どう変わった 子どもの姿
・感じる・目覚める・育つ(共著)
・モンテッソーリで育つ!自分で考える子ども(DVD付き)
・モンテッソーリの子育て 大人が子どもにできること(DVD付き)
・モンテッソーリの子育て 子どもの力を引き出す環境(DVD付き)
・できるが増えるモンテッソーリ教育の秘密
・モンテッソーリ教育に学ぶ子どもの見方(DVD)
・小さな子どものモンテッソーリ    (DVD)
・モンテッソーリ子育て15か条
・モンテプラスモンテッソーリ式ドリルシリーズ
・モンテプラスモンテッソーリ式パズル、カードシリーズ
・モンテッソーリはじめてのブロック

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