あいさつができない我が子。どうしたらいい?原因と5つのポイント
あいさつができない我が子に悩んでいませんか?
子どもがあいさつをしないと、親としては心配になりますよね。
あいさつは、人と人とのコミュニケーションの基本。
あいさつができると、子どもは自分の存在を認められ、相手に好感を持たれるようになるでしょう。
また、あいさつをすることで、社会のルールやマナーを学べます。
しかし、子どもがあいさつをしないのは、親のせいではありません。
子どもには、あいさつをしない理由があります。その理由を理解することが、あいさつができる子に育てるための第一歩です。
この記事では、子どもがあいさつをしない理由について探ってみました。
また、あいさつができる子に育てるための親の関わり方についても詳しくご紹介します。
ママやパパも一緒にあいさつをしてコミュニケーション力豊かな子育てをしてみましょう。
子どもがあいさつをしない理由を理解しよう
子どもがあいさつをしない理由とは何でしょうか?一般的に、以下のような理由が考えられます。
あいさつの意味を知らない
子どもがあいさつをしない理由の一つは、あいさつの意味を知らないことです。
子どもは、あいさつをすることで、自分の気持ちや考えを伝えられるということを理解していないかもしれません。
あいさつは、ただ言わされている言葉ではなく、自分から発信するメッセージだということを教えてあげましょう。
たとえば、「おはよう」と言うときには、「今日も元気に過ごそうね」という気持ちを伝えることができるということを説明してあげると子どもは納得するかもしれません。
あいさつが恥ずかしい
もう一つの理由は、恥ずかしさや緊張感です。
子どもは、初めて会う人や目上の人にあいさつをするときに、どう接すればいいのかわからず恥ずかしがってしまうことがよくあります。
自分が子どもの頃もそうだったのではありませんか?
また、あいさつをするときに、相手の目を見ることができないかもしれません。
子どもの気持ちに寄り添い、あいさつをすることの楽しさや大切さを伝えてあげましょう。
たとえば、「こんにちは」と言うときには、「あなたと話したいと思っています」という気持ちを伝えることができるということを教えてあげましょう。
あいさつよりも他に楽しいことがある
子どもは、自分の興味や関心のあることに夢中になると、周りのことに気づかなくなることがあります。
そのため、あいさつをするべきタイミングを見逃したり、忘れたりすることがあるんですよ。
また、子どもは、あいさつをすることが面倒くさいと感じることがあります。
あいさつをすることで、自分のやりたいことを中断させられる、と思っているんでしょうね。
子どもは、あいさつをすることに、楽しさや意味を見出せないとき、あいさつしなくなることがあります。
家庭でのあいさつ習慣がない
さらに、家庭でのあいさつ習慣がないということも、子どもがあいさつをしない理由になります。
子どもは、親や家族の態度や行動を見て、あいさつの仕方を学びます。でも、親や周りの大人があいさつをしなかったり、適切なあいさつをしなかったりすると、子どもはあいさつの重要性や方法を理解できません。
親や周りの大人が、あいさつをすることを楽しんだり、あいさつをすることの効果や意味を伝えたりしないと、子どもはあいさつをすることに興味や関心を持たないことがあるんですよね。
家庭でのあいさつは、子どものあいさつの基礎を作ります。
親は、子どもに対して、毎日のあいさつを欠かさないようにしましょう。
たとえば、「おはよう」「おやすみ」「いってきます」「ただいま」「いただきます」「ごちそうさま」などのあいさつを、家族で声に出してみましょう。
子どもは、親や周りの大人の言動を見て、あいさつの仕方やタイミングを学びます。
反抗期はあいさつしたくない
子どもは、成長するにつれて、自分の意思や感情を表現したいと思うようになります。
そのため、親や大人の言うことに反発したり、従わなかったりすることがあります。
あいさつをしないのも、その一種の反抗行動と考えられるでしょう。
子どもは、あいさつをすることで、自分の自由や個性を制限されてしまうと感じることがあります。
あいさつをすることで、親や大人に従うことを強いられると感じることもあるんです。
子どもがあいさつをしない理由を知ることで、親は子どもに対してどのように関わればいいのかがわかります。
では次に、あいさつができる子に育てるためには、ママやパパがどんな関わり方をすれば良いのか、見ていきましょう。
あいさつができる子に育てるための親のアプローチ5つ
では、あいさつができる子に育てるために、ママやパパはどうすればいいのでしょうか?
ここでは、家庭でできるアプローチを5つ紹介します。
①子どもの見本になる
親は子どもにとって最も身近な存在。
子どもは、親のあいさつの仕方を真似します。
だからこそ、私たち親は、子どもに対してだけでなく、家族や友人、近所の人などにも、明るく元気にあいさつをしましょう。
一番身近にいるママやパパがいつもあいさつをすることで、子どもはあいさつの仕方やタイミングをすぐに覚えます。
また、親が子どもにあいさつをすることで、子どもは親からの愛情や尊重を感じるんですよ。
日常的に家庭の中でもあいさつする習慣を心がけましょう。
さらに、あいさつの言葉や声のトーン、表情や身振りなどを見せてあげることで、表現の仕方を自然と身につけてくれますよ。
②あいさつできたらほめる
子どもがあいさつをしたときには、ほめてあげることも忘れないでください。
たとえば、「おはよう」と言ったときには、「おはよう、気持ちのいいあいさつだね。ママも元気になったよ」とほめてあげましょう。
子どもは、親からのほめ言葉に敏感です。
親がほめてくれると、子どもはあいさつをすることが楽しくなります。
積極的にほめること、そして具体的にどのようにあいさつができたかを指摘してあげることが大切です。
ママやパパがどんな気持ちになったか、あいさつしたことでの反応や感想を伝えてあげましょう。
③あいさつできなかったら励ます
子どもは、親からの叱責によって、あいさつをすることが嫌になったり、恐れたりすることがあります。
子どもがあいさつをしなかったときには、怒ったり叱ったりせずに、励ましてあげましょう。
子どもにあいさつをすることの大切さや必要さを優しく伝えてあげて、今度は言ってみよう!と次につながる気持ちにさせてあげてくださいね。
④あいさつを楽しく学ぶゲームやアクティビティ
あいさつをすることを楽しく学ぶためには、ゲームやアクティビティを利用することもおすすめ。
ゲームやアクティビティは、子どもの興味や好奇心を引き出し、あいさつをすることの楽しさや意味を教えてくれます。
あいさつカードやあいさつビンゴ、あいさつ歌やあいさつダンス、あいさつ絵本やあいさつ絵日記などがありますよ。
⑤ロールプレイであいさつの練習
あいさつをすることを身につけるためには、ロールプレイであいさつの練習をすることも効果的。
ロールプレイとは、自分が別の人になりきって、その人の立場や状況に合わせて行動すること、いわゆる「ごっこ遊び」です。
ごっこ遊びをすることで、子どもは、あいさつの仕方やタイミングを学ぶんですよ。
例えば、先生やお友達、おじいちゃんやおばあちゃん、店員さんやお客さんなどになりきって、あいさつするとよいでしょう。
ごっこ遊びをするときには、以下のポイントに注意しましょう。
・子どもの興味に合わせてテーマやキャラクターを選ぶ
・ごっこ遊びの中で、あいさつの言葉や声のトーン、表情や身振りなどを自由に表現させてあげる
・あいさつの感想や反省を聞いてあげる
まとめ
子どもがあいさつをしないのは、親のせいではありません。
子どもには、あいさつをしない理由があります。
その理由を理解することが、あいさつができる子に育てるための第一歩。
親は、子どもに対して、日々の生活であいさつを実践したり、ゲームやロールプレイであいさつの練習をしたりすることで、徐々にあいさつができる子に育てることができます。
あいさつは、子どもの人間関係や社会性にとって、とても重要なスキル。
親子で一緒にあいさつを楽しみましょう。
「あいさつができる子に育てるための親のアプローチ5つ」は以下にとおりです。
①子どもの見本になる
②あいさつできたらほめる
③あいさつできなかったら励ます
④あいさつを一緒にする
⑤ロールプレイであいさつの練習
【参考URL】
https://www.jissen.ac.jp/kankyo/lab-maki2/maki/essay/essay30.html
https://www.syougai.metro.tokyo.lg.jp/sesaku/advice/list/oshiete047.html
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