知育玩具の与え過ぎは悪影響!? 5つのデメリットと対処方法とは

ピンクの服を着た女の子がビーズコースターで遊ぶ様子
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さまざまな工夫を凝らし、子どもの想像力と集中力を育む知育玩具ですが、多すぎるおもちゃは反対に子どもにとって悪影響になるのをご存じですか?

今回は、正しいおもちゃの与え方を中心に、多すぎる知育玩具・おもちゃによる子どもへの悪影響と、正しいおもちゃの選び方についてお話ししていきます。

知育玩具・おもちゃを与え過ぎることのデメリット

2017年にアメリカのトレド大学で行われた研究がとても興味深いので、この項目で紹介させてください。

同大学の実験では、36人の1歳半〜2歳半の子どもに4個だけおもちゃがある部屋と、16個ある部屋で遊んでもらいます。

実験結果を見ると、4個の部屋のほうが子どもたちは幅広い方法で遊ぶことができ、16個の部屋で遊んでいた子どもは頻繁に知育玩具を取り替えたとの結果がわかりました。

このことから、知育玩具をはじめおもちゃを子どもに多く与えることのデメリットは以下ように考えられます。

  • 想像力の低下
  • ものを大切にしなくなる
  • 集中力の低下
  • 片付けがやりにくい環境になる
  • 親のストレスが高まる


おもちゃが増えれば、その分部屋が散らかります。また収納について考えるのも大変でしょう。

部屋が散らかり、「ママとって」というように自分でおもちゃを管理できないのは、親にとって大きなストレスにつながります。

そして何より、おもちゃがたくさんあることで新しい遊びを想像する機会が失われてしまい、子どもはどのように遊ぶのかと想像力を働かせなくなります。

そうすると、すぐに1つのおもちゃで遊ぶのに飽きてしまいます。

周囲にもたくさんおもちゃがあるわけですから、ひとつのおもちゃに固執する必要もなく、またおもちゃを投げたり、たたきつけたり、ものを大切に扱わなくなってしまいます。

このように知育玩具・おもちゃの与えすぎは子どもに良い影響はあまり与えないでしょう。

与え過ぎず選択肢の幅を持たせてルール化しよう

おもちゃを与えすぎと子どもに悪影響を及ぼす…と紹介しましたが、実際にはなかなか上手くいきません。

例えば誕生日プレゼントや外出先で購入するおみやげ、祖父母からのプレゼントなど、さまざまな理由からどんどん知育玩具をはじめおもちゃは増えていってしまうものです。

ですから、おもちゃを選ぶときは選択肢に幅を持たせ、ルール化することが大切です。

例えば、プレゼントはお誕生日やクリスマスはもちろん、子ども自身が頑張ったときに購入するようにルール化します。

「○○テストに合格したら」「○○ができたら」というように目標を持ちましょう。

また、子ども自身が管理できる数の知育玩具・おもちゃを与えることも大切です。

収納ボックスに入りきることはもちろん、子ども自身が部屋におもちゃを出しっぱなしにせずに片付けられること。

もし玩具が不要なれば、おもちゃをひとつ処分・リサイクルして、ひとつ購入することなど、はっきりとルールを決めておき家族で話し合っておく必要があります。

まとめ

たくさんおもちゃに囲まれるに憧れを抱く親御さんが多いと思います。

子どもの頃に欲しかったおもちゃ。でも何も理由がなければなかなか買ってもらえず、結局欲しいおもちゃは手に入らなかった。

自分の子はおもちゃに囲まれた〝整った環境〟ですごしてほしい。

これもひとつの親心。…ですが、多すぎる知育玩具・おもちゃは子どもに良い影響を与えません。

しっかり子どもを含めて家族で話し合い、おもちゃを厳選することが大切です。

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